現在の日本では貧困層が拡大しています。平成27年に厚生労働省の出した「相対的貧困率等に関する調査分析結果について」によれば、相対的貧困率は、国民生活基礎調査で16.1%、全国消費実態調査で10.1%となっています（引用元：厚生労働省 相対的貧困率等に関する調査分析結果について）。そして徐々に増加していく傾向にあります。
日本の子供の6人に1人が貧困というデータが出ており、ニュースサイトやSNSなどで度々取り上げられています。こどもの貧困が拡大し過ぎたため、子ども食堂という貧困層の子供が無料で食事ができる施設が現在進行系で増加しています。
「貧困」は今の日本で身近なものになっています。なんとなく生活するのではなく、意識して貧困層に落ちないようにする、貧困層を脱出する意識を持つことが大切だと思う。
私は貧困層だった
私は1年前まで岩手県のとある歯科医院に勤務していました。そこでの手取りの給料は約15万円でした。岩手県というド田舎なので、車を所有しないと仕事に行けないような状況でした。車の維持コストは月に約4万円ほどでした（ガソリン代1万、駐車場代1万、車本体と任意保険で2万）。家賃は3万ほどでしたが、遊びに行くお金の余裕が無いくらいカツカツの生活を送っていました。
このままではいけないと思い、収入を上げる努力をはじめました。
貧困から抜け出すための前提条件
私が貧困状態から脱するために行う必要があると考えたことを列挙します。
節約する
生活のムダを探して節約しましょう。節約して元手がない状態で収入を増やすことはほぼ不可能です。まずは貯金を増やしていきましょう。50万円は欲しいです。
人との付き合いを見直す
関係性が薄い人の結婚式には行かないようにしましょう。周りの人から文句を言われたり、苦言を呈されてつらい思いをするかもしれません。しかし、ご祝儀3万、交通費を出した上、休日を1日潰すのは大変無駄です。時間的にも金銭的にも疲弊していくことになります。
車を処分する
私の車の維持コストは月に約4万円もかかっていました（ガソリン代1万、駐車場代1万、車本体と任意保険で2万）。車を所有する必要がない地域に住み、勤務先まで公共交通機関のみで行けるようにするのが理想です。具体的には、自宅も勤務先も駅近を選ぶといいです。
都会に住む
平均年収が高い
岩手県の平均年収は362万円、千葉県は486万円、東京都612万円です。都会に行けば行くほど年収の高い仕事があります。田舎って仕事がないから就職できるだけマシだったかもしれません。
引っ越し費用がかかる
都会に出るためには、引っ越し代金を用意する必要があります。実際に私が引っ越すときにかかった費用は、
で公開しています。全国一律料金のヤマト運輸の単身パックで7万円、新居へ入居する初期費用は11.5万円でした。敷金・礼金0の物件だったので約20万円ほどで足りました。まずはなるべく安い家賃の物件を探すことが重要です。
転職する
田舎から都会に出れば、どの仕事であっても年収は上がりやすいです。今までよりも年収が上がる仕事を探しましょう。転職サイトに登録し、転職エージェントと相談しながら進めると失敗する可能性が減ります。
貧困から抜け出す具体的方法
引っ越し費用を確保する
住む場所で年収は決まるので、引っ越しをしましょう。現金を作る方法を紹介します。
高く売れるものをメルカリで売って現金を作る
使っていないノートパソコンやタブレット、家電製品、読み終わった本などはすべてメルカリで売りましょう。リサイクルショップに持っていくと10-30円にしかならないものでも数百円で売れたりします。値段がつくものを片っ端から売っていくと良いです。部屋がスッキリして荷物が減るので引越し費用も安くなります。
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セルフバック案件
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使えるお金、可処分所得を増やす
家賃を下げる
毎月の固定費を下げるためになるべく家賃の安い家を探しましょう。「引っ越しせずに家賃を節約する方法」でも解説していますが、月に1,000円安いだけでも年間で1.2万になります。ダメ元で値切ってみるのもいいですね。固定費が下がると貯金体質になります。
給料を上げる
収入が増えれば使えるお金が増えます。実にシンプルです。都会に引っ越したら給料がちょっとでも高い仕事を探しましょう。
まとめ
貧困から抜け出すのには時間がかかります。都会に引っ越したり、転職する必要があります。ある程度の貯金がないと大胆な行動ができません。最低でも1年、場合によっては2-3年くらい貯金をするための節約生活が続きます。収入が上がるまでに一時的には苦しい生活になりますが、貧困から脱出すると楽な生活が待っています。
