窓断熱シートとは
窓断熱シートとは、窓に貼り付けることができるシート状の断熱材のことです。
断熱性能の高い二重ガラスや二重窓を設置するのが理想ですが、1か所辺り10万~と施工料は非常に高額です。費用を出せない家庭や賃貸物件に住んでいて工事ができない場合に活躍します。
なぜ断熱シートが必要か
家の壁の部分には断熱材が入っており、壁面から室内に冷気や熱気が入り込みにくくなっています。しかし、窓に関しては住宅コストカットのために断熱性の低いアルミサッシが使われていることがほとんどです。特に賃貸住宅では窓や玄関のドアの断熱性は皆無と言っていいです。
そこで、後付けで窓の断熱性能を上げて上げる必要が出てきます。
断熱シートが必要かどうかは冬に「結露」しているか
冬の結露は、窓の断熱不足のサインです。結露は、窓の表面と部屋との温度差で発生します。つまり、窓から冷気や熱気が入り込んでいるということです。結露が起こっていたら窓断熱シートを導入しましょう!
工事しないで窓を断熱する方法
窓ガラス断熱シート(プチプチ、梱包材のアレ)
プチプチタイプの窓ガラス断熱シートは非常に後が高い反面、使用できるガラスに制限があります。プチプチタイプは相性が悪い窓の種類が多いので、購入する際は注意しましょう。
窓ガラスを水武器したあとに、霧吹きで水を吹き付けてから張るだけのお手軽仕様になっています。
断熱フィルムを貼る
窓ガラスに透明なフィルムを貼ることで断熱効果をもたせることができると言われている製品です。様々な窓ガラスに使え、制限が少ないのが特徴です。
しかし、効果がないのでは?とも言われています。消費者庁が問題視しているというニュースが日経新聞に掲載されています。プチプチタイプを使うようにするのが良いと思います。
断熱フィルムめぐる消費者庁の措置命令に執行停止
窓ガラス用フィルムの省エネ効果を示す表示内容に根拠がないとして、製造・販売会社2社に再発防止などを求めた消費者庁の措置命令に対し、東京地裁は2015年4月20日付で命令の執行を停止する決定を下した。
断熱フィルム効果「根拠なし」 措置命令めぐりメーカー敗訴
窓ガラス用断熱フィルムの宣伝に根拠がないとして消費者庁から再発防止の措置命令を受けたメーカーが、命令の取り消しや損害賠償を国に求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。岩井伸晃裁判長は「メーカーが
断熱ボード
窓の下方から入り込んでくる冷気を物理的にガードする断熱ボードです。窓ガラス断熱シートを貼るより簡単に導入ができます。お手軽に冷気対策されたい方に向いていると思います。
断熱カーテンライナーを使う
普段使っているカーテンの内側に取り付けることで断熱効果を発揮できます。窓全体をすっぽり覆うタイプを使うと効果が高いと思います。窓ガラス断熱シートよりも簡単に導入できるのもいいと思います。
実際に窓ガラス断熱シート(プチプチタイプ)を貼ってみた
キャンドゥ(100均)で窓用バブルシート(窓ガラス断熱シート)や霧吹き一式を購入した。
貼り付けた後の状態です。光を通すものの、プチプチを窓ガラスに貼り付けている缶が出ています。窓の開閉時にプチプチが干渉することはありませんでした。
実際に貼り付けている様子はYouTubeで御覧ください。
窓を断熱して感じたメリット
体感温度が明らかに違う
現在は冬ですが、明らかに部屋の温度が温かいと感じます。窓ガラス断熱シートを貼り付けてよかったと感じました。
エアコンの運転休止時間が増えた
窓ガラス断熱シートを貼り付けてからエアコンの暖房の休止時間が明らかに増えています。実際にどれくらいの節電効果が出るか楽しみです。
結露しなくなった
窓ガラスが結露しなくなりました。目に見えて効果が出ているので嬉しいです。
カーテンが断捨離可能になった
窓ガラス断熱シートを貼り付けると、すりガラスのような目隠しになりました。カーテンの断捨離を視野にいれるようになりました。
冷暖房費の節約になる
まだ結果が出ていないので検証中の段階です。
窓を断熱して感じたデメリット
部屋が若干暗くなる
窓ガラス断熱シートのプチプチは光を通しますが、部屋の明るさは若干暗くなりました。気にするレベルではないと思います。