株主優待をうまく生活に取り入れるとワンランク上の生活を満喫することができます。どの銘柄を買えばどんな生活ができるか解説します。
株主優待投資を始めたきっかけ
株主優待利回りが高く、おトクに外食ができるかなと思ってすかいらーく(3197)を100株保有することから始まりました。
2016年の時点では株価が1700円くらいで、株主優待利回り+配当利回りで7%を超えていました。株主優待が廃止されずに10年保有し続ければペイできる水準の株価でした。
10年程度で取得した金額以上のバリューが生まれるのであればおトクだなぁと思っていました。
株主優待投資のメリット
税金がかかりにくい
配当金の代わりに金券やギフトやサービスが支給されるので、その分は非課税になります。とはいっても金券を使った時点で、消費税として10%ほど持っていかれます。多重課税システムの理不尽さを感じます(笑)。
生活向上の実感が得られる
お食事券でタダ同然で食事をしたり、年に1回カタログギフトが送られてくるってとても気分が良いですよ。自分の会社の従業員が働いているのを見ながら食うメシはうまいです。マジで(笑)。配当金も出るのでお小遣いが増えます。
株主優待投資のデメリット
株主優待が廃止されると株価が暴落する
株主優待銘柄で株主優待が廃止されたら持っている価値がなくなります(泣)。さっさと売却して別の株主優待銘柄に投資したほうが良いです。
株主優待が改悪されることがある
ヴィレッジヴァンガードコーポレーション (2769)の株主優待の買い物券は以前は何の制限もなく使えていました。
ところが現在は、2,000円ごとに1,000円の金券を1枚利用可という制限がかかっています。こういう制限がかかると株主優待が使いづらくなり魅力が半減します。
株主優待銘柄の選定方法
私は決算書を分析するのがめんどくさいので以下のような簡便な方法で投資対象を決めています。
1.生活圏内で使える優待を出している銘柄を探す
自分の生活圏内で使える株主優待かどうか必ず確認しましょう。関東に住んでいるのに「きんえい(9636)」の株主優待(大阪にある映画館の招待券)をもらってもほとんど使い道がありません。
2.四季報でマイナス情報がないかチェック
四季報を読んで業績が連続して悪化していないか、倒産の危険性はないか、どのような企業かを確認しています。
減益、急落、続落など危険なサインが出ている銘柄は避けたほうが良いです。会社四季報の読み方は、公式の本で勉強しておきましょう。
3.同業他社と「財務健全性」と「割安性」の差を見る
SBI証券の「企業スコア」、楽天証券の「企業分析指標の平均と同業種他社比較」、マネックス証券の「スコア分析」などの同業他社と比べてどうなのかを確認します。財務が健全な銘柄を買いましょう。会社の業績が悪いと株主優待が無くなる可能性があります。
おすすめの株主優待銘柄
実際に私が保有している銘柄の中でもおすすめの株主優待を紹介します。
イオン(8267)
詳しくは「お金のない人はイオン株を買え」で解説しています。
イオン株を持っているだけで生活が楽になります。株主優待と配当金の受け取りができるので正のスパイラルが発生します。その仕組みとイオン株を実際に保有して受けた具体的にどれだけトクをしているかを解説します。
株主優待の内容
100株でイオンリテールやマックスバリュでのお買上金額の3%の現金キャッシュバック
1ヶ月あたり3万円買い物したとすると、1年間で約1万円の現金がキャッシュバックされます。
イオンラウンジの利用権
全国のイオンにひっそりと存在している「イオンラウンジ」という休憩所が使えるようになります。ただでお菓子や飲み物が頂けるので大人気となっています。
株主優待取得金額
100株で219,550円(2019年10月28日終値)となっています。
権利確定月
2月末日・8月末日
実際に株主優待が届くタイミング
4月と10月中旬、17日前後
実際に貰った株主優待
イオンオーナーズカード
現金キャッシュバック引き換え証
すかいらーく(3197)
株主優待の内容
すかいらーくグループで使えるお食事券
- 100株で年間6,000円分のお食事券
- 300株で年間20,000円のお食事券
- 500株で年間23,000円のお食事券
- 1,000株で年間69,000円のお食事券
株主優待取得金額
- 100株で195,300円(2019年10月28日終値)
- 300株で585,900円(2019年10月28日終値)
- 500株で976,500円(2019年10月28日終値)
- 1,000株で1,953,000円(2019年10月28日終値)
権利確定月
12月末日・6月末日
実際に株主優待が届くタイミング
3月と9月、15-17日前後
実際に貰った株主優待
500株分のお食事券
ガストの日替わりランチ
ジョナサンのタンドリーチキン&メキシカンピラフ
アトム(7412)
株主優待の内容
コロワイドグループで使える優待ポイントです。食事やカタログギフトと交換できます。
- 100株で年間4,000円分のポイント
- 500株で年間20,000円分のポイント
- 1,000株で年間40,000円分のポイント
株主優待取得金額
- 100株で99,700円(2019年10月28日終値)
- 500株で498,500円(2019年10月28日終値)
- 1,000株で997,000円(2019年10月28日終値)
権利確定月
3月末日・9月末日
実際に株主優待が届くタイミング
6月と12月、26日前後
実際に貰った株主優待
北海道のランチメニュー
チキン南蛮定食
吉野家(9861)
株主優待の内容
吉野家やはなまるうどんで使えるお食事券
- 100株で年間6,000円分のお食事券
株主優待取得金額
100株で257,500円(2019年10月28日終値)
権利確定月
2月末日・8月末日
実際に株主優待が届くタイミング
5月と11月、8日前後
実際に貰った株主優待
お食事券
吉野家のライザップ牛サラダ
はなまるうどんのおろししょうゆ
大庄(9979)
詳しくは「庄やのランチで株主優待を使ってきた話」で解説しています。
庄やのランチで株主優待である優待飲食券を使ってきました。どのような株主優待を受けれたかルポルタージュします。
株主優待の内容
大庄グループで使えるお食事券またはカタログギフト
- 100株で年間5,000円分のお食事券またはカタログギフト
株主優待取得金額
- 100株で159,300円(2019年10月28日終値)
権利確定月
8月末日・2月末日
実際に株主優待が届くタイミング
5月と11月、22前後に商品選択ハガキが届きます。お食事券の場合は、ハガキ返送後に2週間以内に届きます。
実際に貰った株主優待
お食事券
マグロ丼
トリドールHD(3397)
詳しくは「丸亀製麺で株主優待を受けてきた」で解説しています。
さぬきうどんのNo.1チェーンの丸亀製麺で株主優待を使ってきました。低価格のメニューが多く、株主優待も無理なく消化できます。
株主優待の内容
丸亀製麺などのトリドールグループで使えるお食事券
- 100株で年間4,000円分のお食事券
株主優待取得金額
- 100株で241,000円(2019年10月28日終値
権利確定月
3月末日・9月末日
実際に株主優待が届くタイミング
6月と12月
実際に貰った株主優待
お食事券
釜玉うどん
オリックス(8591)
株主優待の内容
- 年1回のふるさと優待(カタログギフト)
株主優待取得金額
- 100株で165,000円(2019年10月28日終値)
権利確定月
3月末日・9月末日
実際に株主優待が届くタイミング
7月にカタログが届き、8月に商品が届きます。
実際に貰った株主優待
ふるさと優待カタログ
貸株でさらに利息金がもらえる
設定すれば株主優待は問題なく取得可能である。ただしオリックス(8591)のような長期保有特典のある株主優待のある銘柄は貸株から除外しておきましょう。
SBI証券や楽天証券では「貸株」することで、株価に対して0.10%以上の金利を得ることができます。100万円分の株を預けると毎年100円もらえるます。定期預金と同じくらいかそれよりも高い金利なのでやらないと損です。
SBI証券ではこのように毎月1回入金されます。
まとめ
- 株主優待銘柄を保有すると、お食事券や配当金をもらうことができる。
- 外食したりお小遣いが増えることで生活の向上を感じることができる。