現在私はインデックス投資を行っていますが、日本株の高配当株投資も新規で開始しました。その理由を解説します。
高配当株投資とインデックス投資の比較
私はインデックス投資をメインに行なっています。インデックス投資とは何か知りたい方は、「インデックス投資で安定して資産を増やす方法」を御覧ください。
インデックス投資をやっているのに、なぜ日本株で高配当株投資をはじめたのか疑問に思うと思います。簡単に言うと直接的な収入を増やしたかったからです。「300万円投資すれば月収が1万円増えるって話」を読んでいただければ、収入を増やすことの重要性を理解してもらえると思います。
高配当株の特徴
メリット
配当金という名のキャッシュフロー(お金の出入り)があるので収入が確実に増える
配当金や株主優待を受け取り、生活をグレードアップすると生活向上の実感が得られます。株式投資をして良かったと思える瞬間です。
iDeCoでつみたて投資をすると、口座のお金は順調に増えていきますが、数字を眺めるだけになります。60歳までに引き出すことができないので、子供の教育資金や住宅ローンの頭金には使えません。まさに絵に描いた餅となります。
明らかなダメ株や不祥事を起こした会社を除外できる
カルロス・ゴーンで話題になった日産(7201)や日本郵政(6178)が手数料目当ての保険の乗り換えや投資信託の販売を行っていたと話題になりました。
このような不祥事を起こした会社は、会社の構造や体質に問題を抱えていることが多いので保有しないほうが良いです。株価のナイアガラの滝のように暴落しています。
単元株数を取得すれば株主優待が受けれる
高配当かつ株主優待を出している銘柄もあります。日本たばこ産業 (2914)であれば、6%を超える配当利益に加えて、食品をもらうことができます。
貸株することで貸株金利と配当金の2階建てにできる
SBI証券や楽天証券では「貸株」することで、株価に対して0.10%以上の金利を得ることができます。100万円分の株を預けると毎年100円もらえるイメージです。定期預金と同じくらいの金利になっているのでやらないと損だと思います。
こんな感じでSBI証券では毎月1回入金されます。非常に地味ですが確実にお金は増えていきます。
デメリット
配当金に対して20%の税金がかかる
配当金には20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)の税金がかかります。配当金が出ない銘柄やインデックスに投資するよりも税金コストがかかり、結果として資産の増加は遅くなります。
まとまった投資資金が必要
単位株数で購入するには、数十万円単位で資金が必要となります。例えば、NTTドコモ(9437)を100株買おうとすると287,750円と約30万円もかかります。ここまで一度に費用がかかると投資する資金を用意するのが大変です。
単元未満株(S株)での取引もできるが、手数料が割高になる。手数料を抑えないと資産をプラスにしていくことは難しいです。
銘柄選定や購入時期を自分で考える時間が必要
個別銘柄への投資となりますので、銘柄の分析する必要があります。投資しようと考えている企業の四季報の情報を読んだり、決算書を同業他社と比較したりするのが一般的です。やってみると分かりますが、かなりしんどい作業で時間もかかります。
SBIネオモバイル証券が取引口座にするのがベスト
私が高配当株投資をするにあたって選んだ証券会社は「SBIネオモバイル証券 」です。2019年4月10日からサービスを開始した比較的新しい証券会社です。
SBIネオモバイル証券 は、他の証券会社にはないオンリーワンのサービスになっていると思います。その理由を説明します。
メリット
安い手数料で少額の株式投資ができる
月間の株式取引約定代金50万円までは手数料が220円(税込)、Tポイントで200ポイント戻ってくることを考えると実質1ヶ月の手数料が20円と手数料が激安です。
つみたてNISAでは月に3万3000円ほど積立をすることを考えると、月間50万って使い切れない金額だと思います。
単元未満株(S株)を積立投資をするのに向いている
SBIネオモバイル証券 の手数料は定額です。単元未満株(S株)の取引も対象になっています。定額で単元未満株(S株)の取引ができる証券会社は、現在(2019年10月24日)ではSBIネオモバイル証券 しか存在していません。
株主優待を受けることができる
単元株数まで所有株数を増やせば株主優待を受けることができます。株主優待を実施している銘柄があれば、ちょっとずつ積み立てていき株主優待を狙うのがいいと思います。
デメリット
貸株できない
SBIネオモバイル証券 には貸株のサービスがありません。2階建て構造で資産を増加させることができません。
銘柄の詳細な情報を提供していない
投資指標や四季報などの情報を提供していないので、他の証券会社の口座やYahoo!ファイナンスなどで情報を集める必要があります。アプリで完結できないのでちょっとだけめんどくさいです。
銘柄の選定方法
ここで私が実践している高配当銘柄選定の手順を紹介します。
1.利回り3.5%以上の銘柄
利回り順に銘柄を並び替え、利回りが3.5%以上のものに絞り込んでいます。利回りが低い株を選ぶと配当金が少なくなるからです。
2.四季報に要注意情報がないかチェックする
四季報を読んで業績が連続して悪化していないか、倒産の危険性はないかなどをチェックしています。
減益、急落、続落などのマイナスイメージの単語が使われていたら要注意です。会社四季報の読み方は、公式が本を出しているので一度読んでおいたほうがいいです。
3.スコア分析で同業他社と比較
証券会社が提供している「スコア分析」で同業他社と「財務健全性」と「割安性」の差を見ています。決算書のデータをExcelに入れて分析してもいんですが、めんどくさいので他人の作ったデータで判断しています。
銘柄の購入タイミング
私が高配当株を投資するタイミングは2通りです。
1.業績の悪化が原因ではない暴落時
2018年末のときのような業績の悪化が原因ではない暴落時に株を購入するようにしています。いわゆる「○○ショック」と呼ばれるタイミングです。私は割安に株が買えるので「○○チャンス」と呼んでいます。
2.株価が下落し、利回りが向上している時に購入する。
株価が下がるともらえる配当金が減額されなければ配当利回りが上がります。配当利回りが4%超えていれば、株価を気にせずにいつでも買ってもいい水準だと思います。
実際に選んだ銘柄について
実際に渡しが投資した銘柄を大公開します。
銘柄リスト
配当利回り
予想配当利回りは4.91%となっております。各セクターに分散が効いており、なかなかいいんじゃないかと思っています。
まとめ
- 高配当株投資は生活の向上の実感を得ることができる。
- 配当利回りが3.5%以上の財務が健全で倒産の可能性が低い銘柄を購入する。
- SBIネオモバイル証券で取引を行う。