AndroidからiPhoneへ乗換の方法

 先月iPhone XS・iPhone XS Maxが発売されました。私はこのタイミングでiPhone 7に機種変更しました。今すぐにiPhone 7に機種変更した理由とAndroidスマホからiOSに移行した軌跡について紹介します。

なぜ今さらiPhone7なのか

 なぜ今さらiPhone7を買うのか。発売されたばかりのiPhone XSを買ったほうがいいのではと思った方は多いと思います。2018年10月現在のiPhone 7の中古市場はこのようになっています。

1.iPhone XS・iPhone XS Maxが出て2年落ちになったことでキャリア産(docomo、au、softbank)のsimフリーiPhone7が大量に出回り始めて値下がりした。

2.状態の良い美品が供給過多のため、出品後の即売り切れがないためじっくり買いやすい。

3.Apple Payに対応しているのでSuicaが使える。

 私は実際にこのタイミングで完品の極美品のsimフリーiPhone 7ジェットブラック128GBが37000円でフリルで手に入りました。Apple Storeの新品のsimフリーiPhone 7 128GBは約6万7000円しますので、約40%OFFで購入できました!

購入時の注意点

1.IMEI番号を検索してネットワーク利用制限がかかっていないかの確認をする(赤ロムのチェック)

 「ネットワーク利用制限チェッカー」というサイトにIMEI番号(携帯電話の製造番号)を入れると契約しているキャリアとネットワーク利用制限の状態について調べることができます。「○」になっていれば問題ありません。「△、?」は買ってはいけません。「現在は△ですが、来月には○になります。」などとフリマアプリの説明文に書かれていることがありますが、本当かどうか分からないので購入は保留したほうが良いです。万が一赤ロムになったときは大損します。

2.「iPhoneを探す」をoffにしているか確認する

 iPhoneを探すがonになっているとアクティベーションロックがオンとなり、iPhoneが使用できなくなります。出品者と後からやり取りするのはすごく面倒なので商品の説明文に記載されていなければ必ず購入前に質問しましょう。出品者が質問に答えてくれなかったり、分かっていなさそうなときは買うのを止めましょう。

3.simフリーになっているか

 iPhoneは契約者のみsimフリーの手続きができます。simフリー以外のiPhoneを買う理由はありません。買うときに3000円程度値段が上乗せされますが、売るときにも値段が上乗せされますので問題ありません。海外旅行するときもストレスなくiPhoneが使えます。

androidからiPhoneへ移行する手順

 次にandroidからiPhoneへ乗り換えした具体的な手順について説明します。私はすでにiPad Proを使用しており、Apple IDを持っています。また、基本的な情報もApple IDの中に記録されています。この前提で話をします。

1.言語と地域はもちろん「日本」を選択します。

2.「クイックスタート」の画面でiPadとiPhoneを近づけます。その後、カメラで模様を読み取ると設定が一瞬で完了します。すごくラクチンでした。

3.指をホームボタンにタッチし、指紋をTouch IDに登録する。

4.Appとデータで「Androidからデータを移行」を選ぶ。このとき、AndroidスマホとiPhoneを同じwifi上に接続しておく必要があります。Androidスマホ上で「Move to iOS」というアプリを起動し、iPhoneに表示されている数字を入力します。すると、データ転送画面になり、移行したいデータにチェックを入れるだけでデータが移行されます。このときにAndroidスマホにインストールしていたアプリと対応するiOSアプリが自動でインストールされます。

5.iPhoneにsimカードを入れ、接続先のプロファイルをダウンロードする。

6.各種アプリの設定、アカウントで再ログイン

この手順で半日ほどで移行が完了しました。

 自分でインストールしたアプリを設定するのにかかった時間がほとんどで、iOSの基本的な設定は30分で終わりました。さすがiPhone、OSの乗換やバックアップはスムーズです。

良かった点、メリット

 iOSの完成度は高かった。

1.電源を入れてiPadを近づけるだけで基本的な設定が終わった。

2.「move to ios」を使えばアドレス帳や写真、アプリをはぼ半自動で移行することができた。

3.iOSの動作はなめらかで美しい。ヌルヌル動く。

4.Retinaディスプレイの発色はよく、とってもきれいだった。

5.iCloudに半自動的にバックアップされるので、バックアップのストレス、手間がない。

6.アプリの完成度がとても高い、家電との連携アプリはiOSが基準で作られているのでトラブル無し。グラボで言えば、ゲームするならGeforceを選べといったところ。

悪かった点、デメリット

 唯一のデメリットはアプリ内広告が多いこと。Safariのみコンテンツブロッカーを設定すれば快適になる。Androidならroot化していなくてもAdGuardの有料版でブラウザを含めてすべてのアプリで広告カットができて快適だった。広告なしのアプリ探しの旅が始まりそうだ。

まとめ

 iOSはAndroidと比べると明らかにOSの完成度が高く、バックアップの作成を意識することもない。アプリ内広告の問題さえ解決できれば最高のスマホだと思う。

 iPhone 7が2年落ちとなったことでお得に購入できる環境が整いました。iPhone 7は現役でApple Storeで販売されている機種であり、あと2年以上使えると思います。不要になったときもsimフリー、128GBという条件であればリセールバリューは高いので損しません。iPhoneを使ったことがない人がデビューするのにベストなタイミングだと思います。